残業代を請求するには

未払いの残業代を請求するのは、どのような手段を取ればよいのでしょうか。
自分自身で請求する、法律の専門家に依頼する、そして最終的には裁判といった方法があります。自分で書類や証拠になる資料を全て整えて会社側に請求できればよいのですが何かと難しく、また自分が在職中なら特にやりにくいと思うでしょうし、退職してからと言っても労力のかかることになるかもしれません。
法的な立場で強い味方になってくれるのが、もちろん弁護士や司法書士です。そのような専門家に依頼するといった方法もありますが、一般の人から見てみるとちょっと敷居が高いような気もするかもしれませんね。また、地域の労働基準監督署も公的な相談機関です。しかし、まずはちょっと相談したいだけという時もあると思います。そんな時、よく利用されているのが法律的な事務手続きで請求を助けてくれる専門機関などです。もちろんそのような事務所の中には法の専門家が常駐していますので、心配はいりません。請求をしたい内容について相談にのってもらえますし、その後必要な手続きを進めてくれます。また、そのような専門機関から弁護士、司法書士を紹介してくれるシステムもあります。

解決するために必要なものは

残業代を請求するためには、口頭だけでこれだけ残業をしたと説明しても、それを証拠としては扱ってもらえないので、形として残る資料が必要です。
代表的なものとして、タイムカードなどの労働時間が把握できるもの、そしてその労働時間に対して支払われた金額を確認できる給料の明細書などです。
給料明細は、月々もらえるものですから保管しておくことも容易ですが、タイムカードなどはもちろんコピーをとることも難しいですし、また正直にコピーを頼んだところで質問攻めにされてしまうかもしれません。中にはタイムカードがないという会社もあるでしょう。
そんな時には毎日、日記のようなものを付けておくという手段もあります。何時から何時まで働いたということを詳細に書いておくと後で見直したときによく分かり、説得力のある証拠になります。
その他の証拠資料として、通勤定期を使っているならば通過した時刻が記録されていますし、得意先とのやり取りの中でのFAXの通信記録やメールをした時刻、または同僚に仕事の進度を報告して、「今から退社する」といった内容のメールを送っていたらその時刻も証拠の一つとなります。その他、タクシーを使うことがあるならば領収書にも乗った時刻を書いておくとよいでしょう。